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Saturday, August 22, 2015

住宅ローンの繰り上げ返済

まずはこれを読んで下さい

(注意)これはアメリカのローンの話です。

例えば、10万ドルのローンを30年4.5%固定で組んでいるとします。

一般的には、繰り上げ返済をして早く借金からの脱出が勧められます。

実際にはどうなんでしょう?

もちろん、借金が無くなれば精神的に安堵するという利点があります。

では、経済的にはどうでしょうか?



まず、ローン完済までにどれだけ支払うかを計算してみます。

月額は$506.69なので、30年で $506,69 x 360 = $182,406.71
(端数のため、計算が少しずれています。)

つまり、元本の82%余分に払うことになります。



もし毎月$127.27余分に払いますと、20年で完済でき、合計で$151,642.41となります。

10年間余分に無借金になる上に、3万ドル以上(16.9%)得をします。

余分にお金があるのであれば、考えるまでもなさそうですよね?



繰り上げ返済を推奨しない人が挙げる理由をいくつか並べます。
  1. 節税効果が無くなってしまう。
  2. インフレによって、借金額が長期的には減っていく。
  3. 死亡した場合、保健は残りの元本しか払ってくれない。
  4. 投資でもっと高い利率で回すことができる。


まずは、節税効果を検証してみましょう。

Schedule Aで項目化する場合、ローンの利息を控除できます。

もし15%枠にいた場合、このような結果になります。


実際には、30年固定では+70%しか払わないことになります。

そして20年で払いきる場合、15.4%しか得になりません。

それでもお得ですけれどね。



インフレはどうでしょう?

1%のインフレがあるとすると、今年1ドルで買えるものが来年は$1.01かかることになります。


(比較をインフレだけにするために、節税効果は外しました。)

すると、30年固定では+58%を払うことになります。

そして20年で払いきる場合、12.8%しか得になりません。

それでもお得ですけれどね。



ではPMIは?

(PMIは死亡時に貸し手を守る生命保険です。日本の団体信用生命保険に相当すると思います。)

毎月$25生命保険に払っているとしましょう。


30年固定では+91%を払うことになります。

そして20年で払いきる場合、17.6%しか得になりません。

ところが、25年目以前に死亡した場合、繰り上げしなかった場合よりも損をします。

(もちろん、PMIを払わずに別途生命保険に入っていた場合、この限りではないです。)



投資についてはどうでしょう?

6%だったら安定的な長期投資手しては現実的ではないでしょうか?

毎月$127.27を繰り上げではなく、投資に回したらどうなるでしょう、、、


30年間で25.1%余分に払いますが、投資の利益を差し引けば、最終的に元本の1.1%増しか払っていません。

(もちろん、ここでいつもの、「投資はリスクが伴い、元本は保証されません、うんぬん」が適用されます。)



というわけで、全部まとめてみましょう。


もしPMIを払っている場合26年目よりも前に死亡した場合、繰り上げがリスクを伴います。



PMIを払わない場合3年目から得になることになります。



そして両方の場合においても、投資に回すのが一番いい結果になります

もう一回、投資はリスクを伴います



さらに、IRAで投資をする場合、更に良い結果になります!


Rothの方がTraditionalよりも悪い結果になっているように見えますが、

引き出す時に所得税がかからないので実際には同じくらいです。

あ、忘れなく。(笑)

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